血染めの手袋

放置自転車の移動・整理中の話。
何十台何百台と動かしていると、汚れで手がヌメってきます。
特に雨のあとはサドル裏なんかが乾ききってなくて、ひどく汚れます。

それにしても今日はひどくヌメるなー。
そう思って手を見たら真っ赤っか!
またやってしまいました。

放置駐輪している自転車は、往々にしてメンテナンス面でも放置されています。
あちこち壊れてもそのままなので、パーツで手を切ったり刺したりするんです。

施設警備では白手袋が制服のうちです。
自転車整理でも着けてやるのが基本ということになっています。
でもそれではすぐに汚れたりボロになってしまったりで、使い物にならなくなります。
その後の接客で汚れたものをはめているわけにもいきません。

私は自転車整理などでは外すようになりましたが、当初は指示を守ってました。
結果、血染めにしてしまった白手袋が何双か……(笑)。

今回も自転車を何台か遡って見ると、結構派手に血痕がついてました。
指先って意外に出血するんですよね。
汚してしまった自転車は拭いておきましたが、見落としはあるかもしれません。
持ち主が血痕に気付いたら、心霊現象だと思うかな?

「自分一人ぐらいいいだろう」という自転車が、毎日何百台と私有地や公道を埋め尽くします。
それらは放っておけば勝手に隙間を見つけて詰めていってるわけじゃありません。
必ず誰かが肩や腰を傷め、脚をパンパンにしながら動かしています。

血痕は自転車を整理している人間の、無言の叫びなのです。
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by keibi-in | 2009-11-04 10:53 | 警備  

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