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昔も今も変わらない?

国語の時間に必ず習う『徒然草』。
日本で最も有名なエッセイのひとつでしょう。
ブログもエッセイの要素がありますから、ある意味このブログの大先輩でもあります。

その現代語訳がこちら。
『徒然草(吉田兼好著・吾妻利秋訳)』
(携帯からのアクセスはこちらをどうぞ)

古典の現代語訳にはあまり使われない、砕けた表現が散見されるのが面白いです。
たとえばあの序文はこんな感じ。

(原文)
つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

(現代語訳)
ムラムラと発情したまま一日中、硯とにらめっこしながら、心の中を通り過ぎてゆくどうしようもないことをダラダラと書き残しているうちに、なんとなく変な気持ちになってしまった。

当時の文化・風習の関係で、現代語訳されてもわかりにくい部分はあります。
でも人の気持ちや感じ方は、笑っちゃうぐらい変わってません。
人間の価値観って、案外不変なのかもしれませんね。

時間のあるときに少しずつ読み進めていくと面白いですよ。

by keibi-in | 2009-11-10 02:58 | 雑感  

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