いたずらに押すなかれ

『原宿、デマ発端に大パニックで4人搬送』 (デイリースポーツオンライン)

おそらくは誰かがまわりを驚かせようとして、軽い気持ちで流したデマなのでしょう。
こんな結果になり、デマを流した本人や、殺到した人たち自身が一番驚いているかもしれません。
このニュースを聞いて、真っ先に思い出したのが明石の歩道橋事故でした。
(Wikipediaの明石花火大会歩道橋事故の項はこちら

明石の事故も、きっと大勢の軽い気持ちの積み重ねが招いたのだと思います。
少しでも早く行きたい・帰りたいで強引に進んだ。
人ごみや暑さに耐えかねてちょっと押してみた。
警備も気を抜いていた。

そして258人ものかたがたが死傷した。

明石の事故が契機となって、雑踏警備にも検定が設けられました。
イベント等には合格警備員の配置が義務付けられています。
しかしこの原宿のようなケースでは、そういった備えすらできません。

また検定の講習でも、群衆のコントロールが極めて難しいことは、何度も言われます。
警備がどんなに声を枯らしたところで、愉快犯的にわざとそれに反した行動を取る人もいます。
結局のところ、集まった個々人に良識を持って行動してもらうほかないのです。
警備は外した羽目を少し戻すお手伝いができるに過ぎません。

みんなが決まりを破ってるから自分もやる、ではなく、みんなが破るならせめて自分は守る
大勢いるから自分ひとりが勝手をしても分からない、ではなく、大勢の目があるからやらない
小さな力も合わせれば大きな力になると言いますが、これは暴力や過失においても変わりません。
人ごみにお出かけの際は、そのことを心に留め置いてください。
明石や原宿をはじめとする群衆事故の教訓を無にしないために……。
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by keibi-in | 2010-03-28 01:21 | 雑感  

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