身代わりフィギュア

こちらにいただいたさくらさんのコメントを拝見して、思い出したことがあります。
それは不思議な人形の話。

私が10才ぐらいのときです。
近所のにいちゃんが引っ越すので、プラスティックのフィギュアをくれました。
数センチの兵隊なんですが、模型の一部だったんだと思います。
可動部のない未塗装の緑一色で、兵隊なのになぜか丸腰
両手を腰に当てて足を開き、今にもコーヒー牛乳を飲みだしそうなポーズでした(笑)。
今にして思えば戦車兵だったのかも。

私はなぜかその兵隊が気に入り、机にお決まりの位置を作って飾ってました。
暇なときには手に取って遊んだりもして。



中学ぐらいまで身体が弱かった私は、その翌年だったか、急性肺炎にかかりました。
ちょっとヤバめなところまでいったんですが、2週間の入院でなんとか回復。
退院して普通の生活に戻り、部屋を見回す余裕ができて、ふと気付いたんですね。
あの兵隊がいない。

お決まりの位置にも、そのまわりにもいません。
入院前には確かにそこに置いてたのに。
机の周辺に落ちてないかとよく探しましたが、結局どこにもありませんでした。
親が片付けたとかいうのでもないようです。
引っ越しで部屋の荷物を全部整理したときも出てこなかったなぁ。

人が強く思い入れを持つものは、ときにその人の身代わりになると聞きます。
特に人形はそうだとか。
紙人形を水に流して厄払いをする神社もありますね。

あの兵隊も私の身代わりになって、どこかへ消えていったんでしょうか……?
[PR]

by keibi-in | 2010-04-20 01:20 | 雑感  

<< アカだらけ 最悪? >>