持てる者と持たざる者

『六本木に軽で乗り付ける これが「かっこいい」時代
 インタビュー「消費崩壊 若者はなぜモノを買わないのか」
 第1回/松田久一氏に「嫌消費」を聞く』


『日本人の精神構造の変化が モノ売れない時代つくった
 インタビュー「消費崩壊 若者はなぜモノを買わないのか」
第2回/精神科医・和田秀樹氏に聞く』 (ともにJ-CASTニュース)


え……? いや、なに言ってんの?
ごめん、俺にもわかるように説明してくださいな。

若い層はモノを買わないんじゃない。買えないんですよ。
多少のお金を持ってたって、これだけ先行きが不透明ではそうそう使ってられないでしょう。
終身雇用は崩壊したし、大手企業だってなにかのはずみに潰れちゃうことが珍しくない。
将来の生活をいくらかでも保証してくれるのは、手元に残したお金だけ。
こんなわかりきったことを、なんで詭弁を弄して誤魔化そうとするんだろう。



「いいものを作ってるのに売れない」なんてのは、いまや世間では泣き言にもなりません。
いい物でも売れないのが当たり前、それぐらいの不景気。
堂々と言えちゃうのは経済界のお偉い皆様ぐらいのもの。
そういった層に配慮した記事なんですかね?

『消費意欲強いはずの「35歳」 この層の「絶望」が最大問題
 インタビュー「消費崩壊 若者はなぜモノを買わないのか」
 第3回/三菱総研・吉池基泰主任研究員に聞く』 (J-CASTニュース)


ああ、やっとまともな意見が出てきた。
と思っていたら、職業訓練のくだりで、再び暗い気持ちに

仕事に恵まれない人たちをニートとゴッチャにしてませんか?
彼らの多くは就業経験がないわけでも、スキルがないわけでもない。
働いただけの報酬を得られる場がない、
安定した生計を立てられる仕事がないことが問題の本質です。
人手不足の(雇用条件の悪い)業界向けのスキルを身につけさせて
お仕着せで働かせたって何も変わらない。今の派遣と同じ。
完全に人を奴隷扱いしている。

日本の指導者的な立場の人間はなんでこんなに現実から目をそらしたがるんだろう。
このまま不景気が続けば自分たちの生活もいずれ脅かされるでしょうに、
どうしようもなくなるまで目をそらし続けるつもりでしょうか。
某国トップを見ているとそう思います。
彼同様に、本当にどうしようもなくなったときには、もう身動きが取れないわけですが。
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by keibi-in | 2010-05-07 05:16 | 雑感  

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