いじめから救うということ
『硫化水素自殺:中3男子、遺書に「いじめから友救えず」--川崎』 (毎日jp)
こんな悲しい話があっていいんでしょうか。
私は学生時代、ずっといじめられっ子でした。
きっかけは私のイントネーションが変とか、そんな些細なことでしたが、
どんどんエスカレートして、今なら問題になるだろうこともいくつかされました。
(当時いじめは社会的に今ほど深刻にはとらえられてなかった)
親にはいじめられてることを打ち明けられませんでした。
ウチの親は私にあまり関心がなく、また私もできが悪い息子で、
いじめのことを知られれば叱られるとわかっていましたから。
クラスで孤立したのはもちろんのことですが、教師も叱るのは私のほうでした。
いじめられるのはおまえに問題があるからだ。
持ち物を盗まれるのはおまえの管理が悪いから。
死にたいと思ったことは1度や2度じゃありません。
それでも耐えられたのは、たったひとり、
自分のことを理解してくれる先生がいたからでした。
美術の教師で、課題づくりのときは手を掛ければ不出来でも褒めてくれ、
手を抜いたらそれを見抜いて、優しく注意してくれました。
放課後に顔を合わせたとき、こっそりお菓子をくれたこともあって、とても嬉しかった。
他の人からは見下される自分でも、この先生といるときはスペシャルでいられた。
それがどれだけ励みになったか、ひょっとしたら先生もわかってなかったかもしれない。
教科の性質上、普段あまり接する時間はなかったし、
いじめについて直接助けてくれることもなかったですが、それでも良かった。
自分のことをわかって、大切にしてくれる人がいると感じられるだけで充分だった。
この自殺した少年にも、そういう存在になってあげて欲しかった。
もし同じようなことで悩んでいる子がいたら、ぜひ覚えておいてください。
学校では素知らぬ顔をしていても、放課後すこし話したり一緒に遊んだり……
それだけでも、いじめられてる子は救われるんです。
せっかくの正義感で命を絶つような真似は、絶対にしないでください。
それはいじめられている子をさらに奈落へ突き落とすことになります。
明けない夜はありません。
学校を卒業するまでのあいだ、陰からでいい、いじめられてる子を支えてあげてください。
私がそうだったように、その子の人生は、きっと救われます。
こんな悲しい話があっていいんでしょうか。
私は学生時代、ずっといじめられっ子でした。
きっかけは私のイントネーションが変とか、そんな些細なことでしたが、
どんどんエスカレートして、今なら問題になるだろうこともいくつかされました。
(当時いじめは社会的に今ほど深刻にはとらえられてなかった)
親にはいじめられてることを打ち明けられませんでした。
ウチの親は私にあまり関心がなく、また私もできが悪い息子で、
いじめのことを知られれば叱られるとわかっていましたから。
クラスで孤立したのはもちろんのことですが、教師も叱るのは私のほうでした。
いじめられるのはおまえに問題があるからだ。
持ち物を盗まれるのはおまえの管理が悪いから。
死にたいと思ったことは1度や2度じゃありません。
それでも耐えられたのは、たったひとり、
自分のことを理解してくれる先生がいたからでした。
美術の教師で、課題づくりのときは手を掛ければ不出来でも褒めてくれ、
手を抜いたらそれを見抜いて、優しく注意してくれました。
放課後に顔を合わせたとき、こっそりお菓子をくれたこともあって、とても嬉しかった。
他の人からは見下される自分でも、この先生といるときはスペシャルでいられた。
それがどれだけ励みになったか、ひょっとしたら先生もわかってなかったかもしれない。
教科の性質上、普段あまり接する時間はなかったし、
いじめについて直接助けてくれることもなかったですが、それでも良かった。
自分のことをわかって、大切にしてくれる人がいると感じられるだけで充分だった。
この自殺した少年にも、そういう存在になってあげて欲しかった。
もし同じようなことで悩んでいる子がいたら、ぜひ覚えておいてください。
学校では素知らぬ顔をしていても、放課後すこし話したり一緒に遊んだり……
それだけでも、いじめられてる子は救われるんです。
せっかくの正義感で命を絶つような真似は、絶対にしないでください。
それはいじめられている子をさらに奈落へ突き落とすことになります。
明けない夜はありません。
学校を卒業するまでのあいだ、陰からでいい、いじめられてる子を支えてあげてください。
私がそうだったように、その子の人生は、きっと救われます。
by keibi-in | 2010-06-11 08:45 | 雑感