もはや聖火ではなく「政火」

聖火リレーの中継を見ました。
仕事柄、事前に言われていた警備態勢が実際にはどのように見えるのか、興味があったからなんですが……。

ナンセンスの一語でしたね。
美術品を金庫に入れたままで展示と言い張る、そんな印象でした。

とは言え、警備を非難するつもりはありません。
完全に妨害を排するためには、ああでもするしかなかったでしょう。
あのような状態にならざるを得ないと分かっていたのに、聖火リレーを強行した、それがナンセンスだということです。

「聖火リレーは無事に終わりました」
ニュースでそう言っていましたが、あれで果たして本当に「無事だった」と言えるのでしょうか
聖火ランナーに危害が及ばなかった、リレーが断たれることはなかったというだけで、物が投げ込まれたり、何者かが乱入したりは相次ぎました。
そもそもあの態勢を敷かなければならなかった状況自体が、既に無事ではなかったのでは?

オリンピックは政治と関係のないスポーツの祭典である、だから政治的信条によって不参加が決められてはならない、とされています。
でも今回ほど開催国の威信のプロパガンダ化が著しい大会は稀でしょう。
これに参加するということは、取りも直さず政治に利用されるということです。

日本人の感覚で言えば、世界でなぜこれだけ聖火リレーが騒ぎになるのか、不思議なところかもしれません。私もついこの間まではそうでした。
でも中国がチベットを併合した経緯と、現在チベット人に対して行っている政策について知ってしまえば、オリンピックが中国の政治に利用されるのは避けたいと感じるようになりました。
ご存じない方はぜひ調べてみてください。総じて中国寄りのマスコミ報道ではわからなかったことがたくさん見えてきます。

開催を心待ちにしている中国の一般の人たちや、オリンピックを目標に頑張ってきたアスリートの方々には申し訳ないですが、政治に関係ないならこそ、今からでも不参加を検討して欲しいと私は思っています。
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by keibi-in | 2008-04-26 20:07 | 雑感  

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