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気軽に揃える防災袋

最初に、四川やミャンマーで被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

日本に住む以上、特に地震は他人事ではいられません。
防災袋を用意しておくに越したことはありませんが、
「普段使わないものにお金はかけられない」
「あまり大げさなのもちょっと」
「古くなった非常食の入れ替えを忘れてしまうから」

という方もいらっしゃることでしょう。

そこでごく普通に入手できる、本当に最低限のアイテムを選んでみました。
食料は救難に頼ることにして、それまでの最初の数日をしのぐことを中心に考えています。

・ポータブルラジオ
被災時は情報が生死を決すると言っても過言ではありません。
乾電池駆動でスピーカー内蔵のラジオを必ずお持ちください。
最近はワンセグ等も普及してきましたが、バッテリーの持ちも受信感度もラジオには遠く及びません。
また充電タイプの機器は、大規模災害時にはあてにならないと考えたほうがいいでしょう。

・懐中電灯
これだけは奮発していいものを買ってください。明るさがまるで違います。
普段は夜でも街灯等でそれなりに見えているので油断しがちですが、停電時には本当に真っ暗になってしまいます。

上記ふたつは声を出せない状態で救助を求めるのにも使えます。
就寝中でも簡単に手に取れる場所に置いておきましょう。



・手ぬぐい
長いハンドタオルでも構いませんが、日本手ぬぐいをお勧めします。
通常の使い方のほか、包帯や塗らして湿布代わりにもなります。
頭に巻けば細かなガラス片は避けられるでしょう。

・大きなビニール袋
ゴミ袋の類です。これも手ぬぐい同様、色んな用途に使えます。
身体の下に敷いたり、雨水をためたり、穴を開けてポンチョにも。

・マスク
地震災害時には空気中に大量の粉塵が舞います。
また避難所では風邪が蔓延しがちですので、あるに越したことはありません。

・イソジンのうがい薬
うがい薬としての使用はもちろんですが、原液を傷口や物の消毒に使えます。
ただし推奨される使い方ではないので、あくまで非常時のみとしてください。

・軍手

・予備の電池

これらは袋にまとめて持ち出せるようにしておきましょう。
食料は救援任せと書きましたが、ミネラルウォーター飴玉程度はあるのが望ましいです。
飴は長期保存で多少変質しても食用に差し支えありませんし、ペットボトルのミネラルウォーターは未開封で1年以上もちます。

ジュース類でなく水なのは、これも色々な用途に使えるからです。特に傷口の洗浄は消毒以上に重要です。
普段ミネラルウォーターを飲まれている家庭なら、余分を買っておいて古いほうから開封していくだけでいいので、ぜひ備えておいてください。
飴玉は個別包装だとベスト。チョコレートは簡単に溶けますし、のども渇きやすいのであまりお勧めしません。

最後に、これは気軽に買えるというものではありませんが……。
できれば踏み抜き防止仕様の靴(普通の安全靴とはまた違います)をご用意ください。
ガラスや釘が散乱する中を安全に歩くには、底の貫通しない靴が必要になります。
インソールタイプのものが1500円程度からありますので、防災袋に入れておくと安心です。

by keibi-in | 2008-05-21 10:59 | 雑感  

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