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本当にあった怖い話

季節外れではありますが、これは私の友達の身に実際に起きた(ある意味現在も進行中の)、怖ろしい話です。

その友達は、携帯電話を2台持っています。
私物が1台と、会社から貸与されているものが1台です。

ある日、会社の同僚A氏が携帯を忘れて出社してきたそうです。
友達にとってA氏は、課では最も親しい間柄の一人です。
その日のA氏は外回り。事務所と連絡を取り合う必要があったので、携帯がないと具合が悪い。
そのとき事務所に居合わせたのは友達だけだったので、友達は会社から借りているほうの携帯をA氏に渡したそうです。

ところがA氏、その日は特に遅くなったわけでもないのに、出先から直帰してしまいました。
もちろん携帯も返ってきません。
友達に宛てた仕事の連絡はほとんどがそちらにかかってくるというのに、なんて非常識なんだ!

翌日、携帯を返してきたときも充電されてなくて、電池が残ってなかったそうです。
A氏も同じモデルの携帯を会社から渡されているので、充電できないはずはないのですが……。

とまあ、これだけでも充分話のタネになるのですが、でもこれは変わり者の話ではありません。
怖ろしいのはここからです。



それから何日か経つと、友達の仕事の一部がストップしてしまったそうです。
来るべき連絡がまったく来ないからです。
急ぎの用件に友達のほうから連絡を入れると、

「ちゃんとメールした」
「何度も電話を入れたが繋がらなかった」

といった反応が返ってきたそうです。

そういえば、携帯をA氏に貸してから連絡が来なくなった気がする。
なにか設定でも間違えたんだろうか。
そんな思いつきで、友達は携帯の設定を確かめてみました。
すると……。

複数の会社関係や取引先に、着信拒否が設定してある……。
しかも重要なものばかり……。

もちろん友達自身がそんな設定をするわけはありません。
携帯ですから、基本的に肌身離さず持っているものです。
そんなことができたのは、あの日のA氏しかいません。
よくよく考えてみれば、A氏は同じ携帯を持っています。
操作の間違いでこんなことになるわけがないのです……。

どうでしょう。怖ろしいじゃありませんか。
でも私がこの話を聞いて本当に怖ろしかったのは、その後のA氏です。

足を引っ張りたかったのか、なんなのか……動機は分かりませんが、こんな仕掛けは遠からず発覚することです。
そうなれば誰がやったかも一目瞭然。
A氏本人がそのことを考えなかったはずはありません。
このままではA氏と一緒に仕事できない、そう感じた友達も上司にこの件を相談して、上司はA氏を注意したと言います。

なのに、A氏はそのことについて、その友達に一切触れてこない。
それどころか、何食わぬ顔で、毎日接してくるそうです。
笑顔など浮かべながら……。

ヒイイイィィィィッ!

by keibi-in | 2008-11-13 08:50 | 雑感  

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