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ミサイル防衛と保安の共通点

ちょっと古い話ですが、いよいよらしいということもあって、今日はこれを。

『北朝鮮:「衛星発射」通告 ミサイル見えたら「ファー」 また政府高官』 (毎日jp)

こののんきさ、なんとも日本らしいですね。
絶対に何事も起こらないなら、美徳かもしれませんが……。
それはさておき。

「迎撃ミサイルが当たるわけがない」という部分については、偽らざるところでしょう。
そういう調査結果もあったように記憶しています。
ではなぜ、無駄かもしれない装備に金をつぎ込んでいるのでしょう?

自分たちの意識を外に示すためです。
やり得は許さないという姿勢をはっきりさせておく。
これは、制服保安も一緒なんですよね。

保安を入れたからといって、万引きや不審者を撲滅できるわけじゃありません。
万引き犯が保安の裏をかくやり方は、いくらでもあります。

でも保安は無駄じゃありません。
防犯しなければ、良からぬことを考える輩に、好きなようにやられるだけです。
保安には、完璧な防犯は無理でも、状態を悪くしない効果は確実にあるのです。

昨今の景気悪化で、警備は真っ先に縮小されたり打ち切られたりしています。
防衛ミサイルも警備も、普段は役に立たないタカ派の金食い虫にしか見えないのかもしれません。

真面目にやっている人間が馬鹿を見ないために、それらは必要。
そんなふうに感じるのは、自分が警備に携わっているせいなのでしょうか。

by keibi-in | 2009-04-04 09:13 | 雑感  

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